マダニ発生で被災地を襲うパンデミック 「西日本豪雨」に2次被害の危惧

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「西日本豪雨」から約10日で、死者の数は200名を超えた。幸い生き残った人々も、過酷な環境に身を置く。危惧されるのは被災者たちを襲う感染症、パンデミックの恐怖。これ以上、2次被害で犠牲者を増やしてはならないのだが……。

 市街地の4分の1が浸水した岡山県倉敷市真備(まび)町は、今回の豪雨で最も被害の大きかった場所のひとつ。

 いざ街に入れば酸味のある甘ったるい匂いが鼻をつく。悪臭の源はいたる所に積み上げられた瓦礫の山。行政の処理能力が限界を超え、住民がやむを得ず捨てた災害ゴミが増大し続けているのだ。...

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