NHKで主役を射止めた ももクロ「百田夏菜子」の使命

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 ゲンキな4人組「ももいろクローバーZ」のリーダー百田夏菜子(かなこ)(24)が、“ふるさと”静岡のために一肌脱ぐ!

「百田さんに熱烈オファーし、快諾をいただきました。ロケはオール静岡。目玉はズバリ彼女のコスプレです」

 と、声を弾ませるのはNHK静岡放送局の企画編成部。静岡放送局制作の単発ドラマ「プラスティック・スマイル」(11月21日、BSプレミアム)で主演を務めることとなったのだ。

 NHKが地方局と地域のゲンキづけのためにすすめる「地域発ドラマ」の一つで、今年も佐久間由衣主演「越谷サイコー」(さいたま局)や宮沢氷魚(ひお)主演「R134/湘南の約束」(横浜局)などが放送されている。

 女優百田夏菜子とNHKの縁といえば、2016年、朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」で演じたヒロインの親友、良子役はあるけれど、主役はこれが初めて。

 彼女の役どころは、静岡市内にあるプラモデルメーカーの社員。総務課所属。仕事に悩み、人生に迷いもあるが、明るい。で、趣味のコスプレを楽しむというわけだ。ま、ももクロならばお手のもの――。

「静岡というと、お茶と富士山がいまだに定番ですが、それだけではないんですよ」

 と、地元商工会が運営する「静岡市フィルムサポーターズ」のスタッフが、百田を歓迎する。

「静岡県はプラモデル出荷額日本一なんです。5年前からはコスプレ世界大会を清水市で開催し、世界に名を知らしめています。独自の魅力をぜひ、彼女にアピールしてもらいたいですね」

 アイドル評論家の上杉純也氏が、エールを送る。

「手を抜かず何にでも一生懸命なのが彼女の持ち味。『べっぴんさん』の時は、細かな裁縫シーンのために、左利きなのに必死で練習し右手で自然な演技をこなしていました。百田の根性はダテじゃない。今回も魅せてくれますよ」

 ももクロのヒット曲に倣えば、行くぜっ! “ふるさと大使”といったところかも……。

週刊新潮 2018年7月19日号掲載

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