「晋三病」のこじらせ方(KAZUYA)
日常生活に支障をきたすレベルでゲームをやりすぎる人のことをゲーム依存症といったりしますが、このほどWHO(世界保健機関)は「ゲーム障害」という疾患として認めるそうです。
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スマホのゲームも普及し、誰でもうっかりゲーム障害に陥る可能性はあるのです。
ゲーム障害はまさに現代的な疾患ですが、日本のネット上にも現代的な疾患を見ることができます。
ありがちな症状としては四六時中安倍総理とその政権が気になり、常にTwitterなどで批判しないとご飯が喉を通らない。または関係なさそうな事象でも政権批判を絡めないと落ち着かず夜も眠れない。このような方を「晋三病」といいます。
安倍政権が嫌いなのでしょうが、その粘着っぷりはもはや好きなのではないかと錯覚するほどです。
例えば参院議員の小西洋之氏はW杯サッカーの日本対コロンビアの一戦についてツイートしています。レッドカードでコロンビアの選手が退場になったことについて「反則は絶対悪、退場も最悪ミスだが、我が身を捨てた執念の行為に、あの瞬間に何もせず、失点承知でシュートを見送るだけの国会議員が何人いるだろうかと考えた。安倍政治は罪深い」と右折レーンからいきなり左折するかのような強引すぎる論理展開をしています。
「それ……安倍政治関係ないんじゃ……」と誰もが思っているでしょうし、返信を見てもほぼ全て批判のコメントで埋め尽くされています。
それにしても今回のW杯で日本はコロンビア、セネガル、ポーランドという格上しかいないグループでよく決勝トーナメントに進めたものです。コロンビアに勝ち、セネガル戦では粘りを見せて引き分け。ポーランド戦はコロンビア対セネガル戦の試合経過を見ながら安全策を取って、試合には負けながらもリーグ2位通過を勝ち取りました。
終盤は、日本はフェアプレーポイント(警告の枚数差)での進出を目論んでボール回し中心となり、1次リーグ敗退が既に決まっているポーランドは徐々に戦意を喪失していったのです。
最後まで攻めるべきだという意見も多いですが、攻めた結果、カウンターでもう1点入れられたら、それこそ批判されていたでしょう。先へも進めませんし、残るのは1次リーグ敗退という結果のみです。もちろん様々な見方があるでしょうが、僕は西野監督の采配を評価します。
決勝トーナメントに進めたおかげで、FIFAランキング3位の強豪ベルギーとの試合を見ることができました。負けましたが日本が2点先行し、いい夢を見せてもらいました。明け方まで起きていた甲斐があったというものです。
今回は直前での監督交代劇があり、どうなるか不安視されました。政治において安倍政権以前は総理大臣もコロコロ代わり、中々安定しない現実がありましたが、日本代表監督も最低8年くらいの長期でできないものでしょうか? 短い時間で劇的な結果を求めるより、少し長期的な視点で半端ないチームを作っていただきたいものです。これは「晋三病」ではありませんよ。