銀行口座が持てない、賃貸契約ができない、保険に加入できない――フツーの生活が送れない! 暴力団離脱者の前に立ちはだかる「壁」

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 平成4年に暴力団対策法(暴対法)が施行され、平成22年の福岡県を皮切りに、全国で暴力団排除条例(暴排条例)が制定された。
 その甲斐あって毎年、暴力団離脱者は増え続け(年間約600人前後)、平成29年3月の警察庁のまとめによると指定暴力団構成員数は、統計が残る昭和33年以来、初めて2万人を切った。

 また、国家公安委員会が認定する全国の暴力追放運動推進センター(暴追センター)が離脱を支援した元暴力団員は7年間で4170人。内、把握できている就職者数は90人で約2%。...

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