“ハルマゲドンを予言”――「オウム幹部」が南の島に上陸、写真が映し出すもの

国内 社会

  • ブックマーク

 1990年2月の衆院選に「真理党」から出馬した、麻原彰晃を含む25人がそろって落選すると、オウム真理教は社会秩序の破壊を目指し、「ポア(殺人)」も肯定する路線へと舵を切った。

 それからほどなく、オウム一行じつに1270人が沖縄県は石垣島の地を踏んだ。4月のことだ。写真はそのときの1枚。白い上下に身を包んだ松本知子(現在は改名)教祖夫人の周囲に幹部たちの姿が見える。

 井上、端本、早川はいずれものちの死刑囚。平田は現在、受刑中の身だ。...

つづきを読む