「週刊文春」が取り上げた「人工甘味料」論文の“不都合な真実”
文春のご都合主義
以前お伝えした通り、文春の食品添加物のリスクに関する報道には“歴史”がある。1999年12月2日号に掲載された「『成分表示』ですぐわかる 本当に“買ってはいけない”カップ麺・ハム・清涼飲料」なるタイトルの記事では、人工甘味料について、
〈他に不安なものは、やはり甘味料として使われている「アスパルテーム・L‐フェニルアラニン化合物」。妊婦は特に注意が必要で、血中のフェニルアラニンの分解性が悪く、まだまだ安全性に不明点が多い〉
とする専門家の声が紹介されていることを指摘しておきたい。
文春に取材を申し込むと、
「小誌はこの研究結果(イリノイ大学の調査結果)だけを絶対視するものではありません」
との回答が寄せられた。
***
7月19日発売の「週刊新潮」では「『添加物』なし! 食べるなら安心の『国産食品』はこれだ!!」を特集している。リスクが指摘される食品が溢れる中で、何を食べればいいのか。「レトルト・チルド」「冷凍食品」のジャンルから、実名で商品を紹介する。
[2/2ページ]