狙われた「西日本豪雨」被災者 避難中の家屋に侵入する“火事場泥棒”被害

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 災害のどさくさにまぎれて暗躍し、金品を奪取する不届き者は、このたびの「西日本豪雨」被害地域にも現れていた。

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「私は山の上の集会所に、女房は娘の家に避難していました。その前に家族で家を片づけ、ルイ・ヴィトンのバッグと財布を洗って台所に置いておいたんです。非常時だから玄関の鍵は開けっ放しでしたが……」

 と語るのは、岡山県倉敷市真備町の70代住人。洪水に襲われた真備町は、死者数51人にのぼった倉敷市の中でも最も被害が大きかった地域とされる。...

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