エリートが俗物教祖に心服 「麻原彰晃」の洗脳技巧
逮捕以来23年、一度たりとも自らの罪に向き合うことのないままこの世から「退場」した麻原彰晃(63)。なぜ、かような「俗物」にエリート信者たちは付き従ったのか。そのウラには、麻原の「洗脳技巧」があった。
広く知られているように、麻原の実像は俗物の王だ。
弟子たちには厳しい禁欲生活を課す一方で、自らは大食漢のメタボ腹。6人の子をもうけた妻だけでは飽き足らず、教団内は愛人だらけで、非嫡出子も多数いた。そもそも一連の事件自体が、「日本の王」になるという我欲を満たすがためで、多くの命を奪ってきた。...