国会改革「小泉進次郎」も巻き込んだ「細野豪志」の5千万円問題

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 なんとも間の悪い話だ。小泉進次郎代議士らが超党派で集まり、「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」という議連への参加を呼びかけたのが6月26日のこと。

「議員の元へ届いた文書には11名の呼びかけ人が名を連ねていた。が、連絡先として小泉氏の事務所が書かれており、中心人物が彼であることは間違いないです」

 とは、衆院議員秘書。28日の設立総会後の会見でも、「衆院改革を実現するには野党の皆さんが本気になってくれなければできません」と語り、野党を巻き込んでの国会改革に力が入っているご様子だ。

「出席禁止令が出たのは立民だけで、維新の代議士は全員参加でした。会場となった議員会館の地下会議室には人がごった返していましたね。議員だけで100人以上来ていましたよ。記者や秘書も多く詰めかけてました」(同)

 小泉氏も会見で、「『目の前まで来たけど入れなかったから帰ったよ』と連絡が来たケースもあった」と、注目度の高さを嬉々として語っていた。が、詰めかけた記者の狙いは、実は総会とは別にあった。

「総会前日、過去に証券会社から5千万円を受領していたことが報じられた細野豪志代議士です。発覚した日は、議員会館に姿を現さず雲隠れしていましたからね。総会の呼びかけ人の一人である細野氏が現れるのでは、という期待を持って駆け付けた記者がほとんど。結果として、細野氏が会場に姿を現し、総会終わりにぶら下がり会見が行われることになりました。小泉氏の元へ行く記者よりも圧倒的に多かったです」(政治部記者)

 小泉氏と細野氏といえば、党を超えての親睦を深め、一時は、手を組んで新党を設立する話が出ていたほど。旧知の友を巻き込むつもりが、巻き込まれてしまったトホホな話。

週刊新潮 2018年7月12日号掲載

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