「真木よう子」と「沢尻エリカ」 明暗分かれた“お騒がせ女優”主演映画

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今年が「厄年」

 振り返れば11年前、主演映画の舞台挨拶で、“別に”と発言しバッシングに遭った沢尻は、大手事務所から契約を解除されて、活動休止の憂き目に遭っている。

「公開前から、彼女は騒動のことをネタにして、“あの頃はアンプロフェッショナルでした”なんて口にしていましたが、矢継ぎ早に質問が飛ぶような囲み取材は一切NG。お高い姿勢は相変わらずですね」(先の記者)

“エリカ様”と呼ばれていた頃の自分と、未だに決別できていないのだろうか。

「沢尻さんは自分のキャラを商品化して、巧みに生きているという印象を観客に抱かせてしまうんです」

 と手厳しいのは、映画評論家の北川れい子氏だ。

「悪態をつくなど、本業以外で話題を提供しても、女優は世間の悪評を超える演技力があれば次のステップに上がれる。沢尻さんはただ可愛く撮られようとしているだけで、大衆を引きつけるような女優にはなっていません」

 真木と沢尻は今年が「厄年」にあたる。先に苦境を脱するのは果たして――。

週刊新潮 2018年7月12日号掲載

ワイド特集「『おっさん』の繰り言」より

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