樹木希林、孫のパリコレデビューを語る 「心配なのは芸じゃなく…」
“おバカな心配”
「きちっとした相談ではないんですけどね」
と語るのは、樹木本人。
「背が高くて、よく家の鴨居に頭をぶつけていたんです。“そんなに大きくなって、何か生かせないかね。外国のモデルさんはどのくらい身長があるのかしら”なんて話をしたの。昔、女優はきれいな人がやるものだったけど、私の考え方は不細工ならそれを生かすという効率重視。別に立派なアドバイスではないんです」
その助言を元に、今回、かわいい孫は順調な滑り出しを見せたわけだが、祖母はこれまで、ある心配ごとに苛まれていたという。
「外国と言ったら、ゲイになるチャンスがいっぱいあるじゃない。おばあさんの私は、そういうおバカな心配をしていたわけ。そしたら、“彼女の家でカレーを作った”と聞いたから安心したんです。私が教えた、普通のカレーをそのまま作ったんだって。ただ、その彼女にはフラれちゃったみたい。私は体が弱くて気立てが悪いもんだから、“丈夫で気立てのいい子がいいんじゃないの”と言っていますけど」
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