ついに銀座にレストラン!「グンマの“新”真実」

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 新潮社のウェブ漫画サイトで連載中の『お前はまだグンマを知らない』(原作・井田ヒロト)は“知られざるグンマの真実”を描き、読者の支持を得ている。ドラマや映画、アニメ化され、4月には9巻が発売し、累計販売部数は70万部を突破した。そのグンマ、いや群馬県が銀座にレストランをオープンさせるという“新”真実。

 場所は銀座のど真んなかにある複合施設「GINZA SIX」から徒歩ゼロ分の好立地。ぐんま総合情報センターの担当者によれば、

「昨年、群馬県のアンテナショップ『ぐんまちゃん家(ち)』が移転したのに伴い、アンテナショップの2階にレストラン『銀座つる』を7月25日にオープンさせます。店名は、上毛かるたの“つる舞う形の群馬県”から命名しました」

 1947年製作の“上毛かるた”は、県内の自然や歴史、産業などを詠んだもので、県民で知らないものはいないという。『お前は~』でも、グンマに引っ越してきた主人公が、“上毛かるた”を諳(そら)んじる同級生に驚愕するシーンが描かれている。

「銀座つる」は「京都吉兆」総料理長の徳岡邦夫さんが監修し、「東京吉兆」などで修業した群馬県出身の保坂孝則さんが料理長を務める。メニューはランチが2000円から、ディナーは6000円からと、なかなか強気なお値段だ。

 本気度はわかる。しかし失礼ながら、群馬県の食材は下仁田ネギかコンニャクくらいしか思い浮かばないのだが……。

「下仁田ネギやコンニャクはもちろん、ブランド牛の上州牛や、豊富な野菜も使います。群馬県は日照時間が長く、野菜の生産量が多い。嬬恋村のキャベツや、キュウリなどは全国トップクラスの生産量を誇っています」(先の担当者)

 群馬県が野菜王国だったことも、“新”真実かもしれない。

週刊新潮 2018年7月19日号掲載

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