敏腕刑事への道は、厳しい徒弟制度! 警察キャリア出身の作家が描く“超リアル”な内実

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殺伐とした刑事部屋

 新入りの刑事に対して、先輩刑事は懇切丁寧な指導をしない。寡黙に、ときには横暴な態度をとりながら、鍛え上げる――小説やドラマなどフィクションの世界ではお馴染みの構図である。

 多くの一般企業ではなかなか見られないこうした上下関係だが、実際にはどうなのか。警察キャリア出身の作家、古野まほろ氏は、近著『警察官白書』で刑事の世界の「徒弟制度」の実情を明かしている(以下、引用は同書より)。

 警察官の中でも、「刑事はやはり花形ですから、刑事志望者は多いです」と紹介され、実は刑事部門では、現代ではあまり見ない「徒弟制度」が本当に存在しているという。...

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