テレビマンが選ぶW杯「解説者ベスト11」 なぜか「秋田豊」の人気が急上昇

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意外に偏ったポジション

 こうして表にすると、兼任も含めて10人がFWやMF。アグレッシブに点を取りに行く姿勢は、テレビで視聴者の関心を惹きつけるコメント力を育むのだろうか。

「人材不足なのはGKです。NHKは小島伸幸さん(52)を起用していますが、ダンディな魅力は民放でもいけるかもしれません。本並健治さん(54)を起用した民放もありました。確かに“浪速のイタリアーノ”と呼ばれるバタ臭いルックスは非常に魅力的です。ただ、本並さんも代表としての経験が不足しておられます。結局のところ、テレビ局のスタッフが評価するのは川口能活さん(42)で、誰もが出演を願っているんですけどね……」

 だが、今回のW杯で彗星の如く出現した「ランキング赤丸急上昇」の解説者は、何と秋田豊氏(47)だという。もちろんプレイヤーとしては超一流だが、ワイドショーは主婦層が大切だとされる。そして多くの人は、秋田氏と主婦層の相性がいいとは思わないかもしれない。

「いえいえ、とんでもありません。その逆です。今、テレビ業界は秋田さんに大注目しています。今回のW杯で脚光を浴び、テレ東のスポーツ番組で培ったトーク力は前園さんを超えていると評判です。ルックスもバラエティとの相性が良さそうです。フジテレビ系列の『ジャンクSPORTS』といったスポーツ中心のバラエティ番組ではなく、日テレ系列の『踊る!さんま御殿!!』といった本当のバラエティ番組が興味を抱いても全くおかしくありません。ご存知の通り、明石家さんまさん(63)は大のサッカーファンとして知られています。秋田さんの魅力を引きだすのは、お手の物なんじゃないでしょうか」

 スタッフ氏によると、地位が盤石なのは解説者というより応援団長的な松木安太郎(60)、中山雅史(50)の両氏だけだという。現役を退いてからも、レギュラーの座をつかむのは大変なようだ。

週刊新潮WEB取材班

2018年7月4日掲載

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