生みの親には一銭も入らない「大迫半端ないって」騒動 肖像権侵害の可能性も

国内 社会

  • ブックマーク

メガバンクに就職

 そんな中西氏は、卒業後に関西大学へ進学し、メガバンクの三井住友銀行に就職を果たしていた。現在は営業担当の支店行員として汗を流しているが、

「大迫選手の活躍で彼の発言も話題になったので、久しぶりに私の方から電話をしたんです。中西は“注目されて大変です。先生にもご迷惑をおかけします”と気遣ってくれてね。仕事に専念したいので、メディアに出ることは避けていると言っていた。“まずはお客様が第一です”という彼の言葉を聞き、主将として“自分よりチームが第一です”と言っていた、昔の姿が蘇りましたよ」(同)

 三井住友銀行に尋ねると、

「在籍の有無について回答は致しかねます」(広報部)

 と繰り返すばかりだが、同行の関係者が明かすには、

「話題になって以降、得意先の商談でも突っ込まれるので、“オレの肖像権はどうなっているんだろう……”と戸惑っているようです」

 先の吉田弁理士によれば、

「Tシャツに自分の顔写真をプリントされれば、肖像権侵害が成立する可能性もある。もし中西さんが訴えれば、商品の販売者から総売り上げのうち、約5%を徴収することも可能です」

 何より平穏な日々を望む中西氏は、この乱痴気騒ぎが静まるのを待っているそう――。

週刊新潮 2018年7月5日号掲載

特集「いい大人がため息をつく『W杯』の乱痴気騒ぎ」より

前へ 1 2 3 4 次へ

[4/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。