“中長距離LCC”にいきなり参入 「JAL」を訝しむ声

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 株主総会シーズン真っ只中である。経営破綻から8年、2018年3月期決算で最終利益1354億円を計上した日本航空(JAL)。植木義晴会長(65)は、余裕で“審判の日”を迎えたはずだ。しかし、LCC(格安航空会社)新規参入を積極的に口にしなかったのはなぜか。

 航空業界に激震が走ったのは、5月14日、JALが突如20年をメドに成田空港を拠点とする“中長距離”のLCC子会社を設立すると発表したからだ。全国紙の経済部記者がいうには、

「破綻したJALは法人税が減免された一方で、新規事業への投資や路線の新設などが制限されていました。...

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