ヤミ民泊マンションになっていた「水戸泉部屋」 親方は「騙された」

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“超レア物件!”

 現在は削除されているが、先月までは大手民泊仲介サイトに、「MITOIZUMI」の宿泊案内が次のように掲示されていた。

〈超レア!1階は有名親方の相撲部屋!両国3分 築浅オートロック〉

〈力士の方々の日常を身近に感じられる貴重な物件〉

 料金は1泊当たり5549円。マンション外観のほかに、電子レンジや冷蔵庫が設置された室内写真、さらに運営者らしき女性の写真も添えられている。この女性は親方の関係者なのだろうか。件の女性に電話し、週刊新潮だと名乗ると、

「何のことですか」

 と言ってプツリと切れた。では、親方に真相を聞くしかあるまい。

「2つの不動産会社に借主の募集と管理をお願いしていたんですが、そのうちの1社が民泊業者に3部屋貸してしまったようなのです。他の住民から、夜中にうるさいと苦情が入って、今年の春に分かった。今はその不動産会社が弁護士を入れて部屋の借主と交渉しているところです。俺もよく分からないけど、それってヤミ民泊なの? 正直言って、民泊みたいのはやめて欲しかったんだよね。俺は騙されたような気持ちです」

 親方の知らないところで又貸しされていたわけだ。とはいえ、苦情を訴えた住民たちこそ、親方に騙されたと言いたい?

週刊新潮 2018年6月21日号掲載

ワイド特集「あじさいに 欺かれけり」より

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