AKB総選挙は来年どうなる? フジを悩ませる“本当の視聴率”と“あの発言”

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海外どころじゃない

「番組を分割するのは、番組スタート時の数字が取れない部分をカットして、より平均視聴率を高く見せようとするやり方で、スポンサーの印象がよくなりますし、場合によっては視聴率のいい一部のみを販売することもできるから。NHKの紅白だって2部制にしていますし、フジテレビだけがやっている手法ではありません。ただ、2時間半の枠を分割しても、数字のよいほうでも平均11%では意味がないでしょうね。しかも、より時間の長い1部の平均が5.7%では目も当てられない。たとえいまのフジテレビでも、ゴールデン5%というのは大問題になる数字でしょう。来年の生中継は辞めようという話が出てきてもおかしくないでしょう」(同・他局プロデューサー)

 さらにそこに、珠理奈女王より下された世界開催案である。

「たしかにAKBグループはいま、インドネシア(ジャカルタ)のJKT48、タイ(バンコク)のBNK48、台湾(台北)のTPE48、フィリピン(マニラ)のMNL48、中国(上海)のAKB48 TeamSH、インド(ムンバイ)のMUM48、ベトナム(ホーチミン:旧サイゴン)のSGO48と7グループが展開(一部はこれから)しています。これまで国内のグループの拠点で開催してきましたから、世界開催も理屈では通ります。でも、海外で開催ともなれば、生中継は国内よりもお金がかかるでしょうし、人員問題など何かと手間もかかるでしょう。フジには、数字も取れねえくせに余計なこと言うンじゃねえよ、と思っているスタッフもいるでしょうね。一部の熱狂的ファンは別にして、かつてのAKBは一般の人にも、前田敦子をはじめとする“神7”の面々の顔は知られていました。でも、今はそれもないですからね。AKBってもはやオワコンになりつつある」(同・他局プロデューサー)

 フジの悩みは深い――。

週刊新潮WEB取材班

2018年6月25日掲載

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