AKB総選挙は来年どうなる? フジを悩ませる“本当の視聴率”と“あの発言”

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かつては4時間半もの大中継

 改めて驚くのが、初の総選挙で1位を獲得した前田の得票数の少なさ。この時の総投票数は未集計だそうだが、こじんまりとしたものである。ただ、熱烈なファン以外にとって、AKB48のトップといったら前田敦子のイメージが強いのではないだろうか。

 初のテレビ中継となった第4回は2時間ちょっとで、まだ時間によって分割されてはいなかった。大島優子(29)が第2回以来2度目の1位となった選挙である。平均で18.7%は大したもの。

 そして指原莉乃(25)が初めて1位となる第5回総選挙は、中継時間が4時間40分と大幅に拡大され3分割される。ここで早くも視聴率のピークを迎えるのだ。32.7%という瞬間最高視聴率を記録した第2部は、平均でも20%超えである。

 渡辺麻友(24)が1位となった第6回も前回同様の4時間40分枠だったが、平均(2部)は16.2%に落ちる。

 さすがに5時間近い中継はやり過ぎと思ったのか、指原が20万票に迫る得票でV2を遂げた第7回は3時間半に縮小され、平均(3部)18.8%と視聴率はやや持ち直すも、平均20%超えはならず。

 指原が24万票を得て史上初の2連覇を達成した第8回は、さらに時間を縮小し3時間としたが、総選挙始まって以来、総投票数が前年を下回る結果に。瞬間最高視聴率でも20%を超えることはなくなった。

 そして指原がV4を遂げた第9回の中継は2時間半に縮小された。瞬間最高視聴率が辛うじて15%超えとなったが、平均でも13.2%。

 さらに今年の第10回は、平均でもあと少しで1ケタという有様だったわけである。

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