「水ダウ」トラブル多発 TBSは世論ではなく「松本人志」に戦々恐々!?
最初は「芸人のリアクション」が問題視
この企画の正式な名称は「数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説」という。人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』（荒木飛呂彦／集英社）の第4部「ダイヤモンドは砕けない」に収録されたエピソード「鉄塔に住もう」をモチーフにしたというが、どうでもいいだろう。
まずネットメディアが反応したのは、「“被害者芸人”の悲痛な叫び」だった。放送翌日にあたる5月31日に報じられた「『水曜のダウンタウン』（編集部註：原文ママ）過激ロケで芸人がブチギレ！ Twitterで謝罪も、視聴者から擁護の声」（リアルライブ）は以下のような内容だった。
◇最初のターゲットであるナダルから、ジャンルグルポケットのおたけ（35）、パンサーの菅良太郎（36）など続々と数珠つなぎに成功したが、特に物議を呼んだのが、パンサー菅が身代わりとして呼んだマテンロウの大トニー（28）だった。
◇大トニーは菅から「財布を忘れて店から出られない」と嘘をつかれて登場。騙されたと理解した大トニーは「マジ気持ちわりぃ！」「おい！偉ぇやつ出てこいよ！」「全然面白くねぇんだよ！若手芸人使ってよ！」「お前ら（水曜日のダウンタウン）のやってることなんてお笑いじゃないからな！」と吠えた。
次に“模倣犯”の出現が懸念
だが、すぐに企画そのものに懸念を示すメディアが現れる。「もはや犯罪!? 『水曜日のダウンタウン』の監禁ドッキリに非難ゴウゴウ（アサ芸プラス／6月1日）だ。
◇テレビ誌のライターは「今回の企画には視聴者からも賛否両論が噴出し、中でも冒頭でナダルが連れ去られたシーンについては、もはや犯罪同然との指摘もあるよう」と不安視した。
◇制作会社のスタッフも「連行監禁の現場ではテレビカメラが密着し、芸人が押し込まれるのは緑ナンバーのロケバス。第三者でも『テレビの撮影だな』とわかる。しかし悪意のある連中がニセのクルーを用意して誘拐に及んだら、周囲は『バラエティ番組のロケね』と見過ごす可能性も高く、犯罪が成功しかねない」と危惧を示した。
整理しておこう。5月22日に恵比寿でロケ中に110番され、23日に警視庁が厳重注意。そして5月30日に第1弾をオンエアする。
番組Twitterによると、6月6日は「子供に乗っかって商売してる芸能人の実家No,1、ロバート秋山の実家説」などを、13日は「大喜利苦手芸人、酔った状態の方が面白い説 オードリー春日、あばれる君、ジャングルポケットおたけで検証！」などを放送した。
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