僕たち、ペンで身を立てた芸人です――「矢部太郎」「山田ルイ53世」著書がヒット
昨年10月に刊行されたデビュー作『大家さんと僕』が、35万部の大ヒット。本誌連載でもおなじみの矢部太郎さんが、第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞したというからおめでたい、おめでたい。
6月7日の贈呈式の前には、作中に登場するガサツな先輩芸人のモデルとなった板尾創路、ほんこん、石田靖、木下ほうかといった面々が“吉本流”で祝福。ほんこんは「こっちは印税1円ももらってへんねんで」とぼやき、各々が蹴りを入れる、頭をつかむ、体を持ち上げる……。矢部さんもタジタジだ。...