小宮山悟氏が“予言”していた「大谷翔平」の怪我 2、3年後も二刀流を続けるために…
〈文:柳川悠二(ノンフィクションライター)〉
開幕からおよそ3カ月、順風満帆で来ていただけに、あまりに残念な怪我であった。右肘靭帯の損傷で故障者リスト入りした大谷翔平のことだ。
野球解説者の小宮山悟氏は、シーズン開幕前の2月下旬、筆者の取材に対してこの危険性をズバリと指摘していた。
北海道日本ハム時代の大谷は、在籍した5年間でときおりマメができて降板したり、登板を回避したりするようなことがあり、16年のオールスターも同じ理由でマウンドには上がらず、野手としての出場にとどまったが、小宮山氏は別な“異変”を勘ぐっていた。...