加計孝太郎理事長が記者会見も、獣医学部の書店は学生に“反・朝日本”のススメ

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市民に大人気のキャンパス

 その隣の3冊も、列挙しておく。

◇『朝日リスク 暴走する報道権力が民主主義を壊す』(櫻井よしこ・花田紀凱[共著]/産経新聞出版)

◇『偽りの報道 冤罪「モリ・カケ」事件と朝日新聞』(長谷川熙[著]/ワック)

◇『宣戦布告 朝日新聞との闘い・「モリカケ」裏事情から、在日・風俗・闇利権まで、日本のタブーに斬り込む!』(小川榮太郎・足立康史[共著]/徳間書店)

 反・朝日新聞本と、森友・加計学園の関連図書を集めて、コーナーを作っているのは一目瞭然だ。そして、この書店はどこにあるのかといえば、愛媛県今治市の岡山理科大学獣医学部、そのキャンパス内なのだ。

 加計学園問題の“震源地”で、朝日新聞に批判的な書籍が集結しているというのは、なかなか凄い状況だと言える。加計理事長の会見における謝罪と、この意味深な平積み、どちらが学園側の”本音”に近いか……非常に興味をそそられるテーマだ。

 この平積みを“発見”したのは今治市に住む女性。彼女は大学の関係者でも何でもない。実は獣医学部は、今治市民のため積極的にキャンパスを解放しているようなのだ。

「受付で名前を書けば、簡単にビジターの入館証を渡してくれます。人気があるのは図書館と食堂です。図書館は本が豊富ですし、学食も料金が安く、そこそこ美味しいですよ。守衛さんの話では、学生さんの人数は1学年で約180人、そして私たち市民も1日に、ほぼ同じぐらいの人数が訪問しているんだそうです。婦人会が観光バスで乗り付けて見学に来たところは私も見ました(笑)。今治市の人気スポットになりつつあると思います」

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