訪日客過去最高も「旅行業界」の大苦境 近ツリ社長が“無配”返答

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 昨年、日本を訪れた外国人は2869万人と過去最高を記録した。今年も堅調に増加し、ホテルやデパートなどは少なからずその恩恵に浴している。だが、その一方で大手旅行会社は苦境に陥っているという。

 近鉄グループの旅行事業を統括し、近畿日本ツーリストなどを傘下に置く、KNT-CTホールディングスは5月28日、機関投資家やアナリスト向けの決算説明会を開催した。

「復配の予定はあるのでしょうか」

 質疑応答で出席者の1人がこう質問すると、昨年就任したばかりの丸山隆司社長は、
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