麻雀万歳! “ろくでなし”を生き抜いた「小島武夫さん」(墓碑銘)
その法名は「国士無双」にちなんだ「無双院釋天武居士」であるという。勝負師・小島武夫さんの生涯を、週刊新潮のコラム「墓碑銘」で振り返る。
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日本の麻雀人口は現在でこそ500万ほどだが、最盛期の1970~80年代には2千万を超える人が興じていた。ゲーム機やカラオケなどない時代、麻雀はゴルフと並び最もポピュラーな大人の娯楽であった。
麻雀を日本人の遊びの文化に根付かせた一人といっていいだろう。「ミスター麻雀」とも称されたプロ麻雀士の小島武夫さんが、5月28日、心不全のため亡くなった。...