説明は二転三転「紀州のドン・ファン事件」で注目の家政婦 野崎氏は著書で“愛人”否定

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「自宅から注射器」

 が、そんな長年の腹心も、今回はやはり動転したのか、

「野崎さんの自宅が捜索を受けた後『2階にある社長の鏡台の引き出しから、わずかな覚醒剤が出てきたと聞いた』などと一部メディアに喋ったり、20時とされている“物音を聞いた時刻”が後になって二転三転するなど、彼女の発言が混乱に拍車を掛ける格好になっているのです」(県警担当記者)

 その家政婦の六本木の自宅は、さる3日に殺人容疑で家宅捜索を受けている。事態は予断を許さないわけだが、加えて、思いがけぬ“副産物”まで見つかっていたという。野崎氏の会社関係者が明かすには、

「社長の自宅から、注射器が押収されたと聞きました」

 といっても、

「かつての交際相手で、暴力団筋と繋がりのある女性がいました。借金を抱えているとかで、社長が2000万円ほど肩代わりしてあげたら、自分の衣類などを大量に送りつけてきて一緒に暮らすかのようなそぶりを見せながら、結局はお金だけ貰って行方をくらましてしまった。そうした荷物は、社長の自宅ガレージに置かれたままだったのですが、県警が調べたところ、その衣類に紛れ込む形で注射針が出てきたというのです」(同)

 今回の事件との関連はゼロに近いとはいえ、こうした出来事がその都度、現場を色めき立たせているのは言うまでもない。

週刊新潮 2018年6月14日号掲載

特集「『紀州のドン・ファン』事件が急展開! 実母も結婚を知らなかった『悲劇の幼妻』プロファイル」より

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