「ゆりやん」「銀シャリ」クラスで1回5000円、吉本芸人のギャラ事情

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スギちゃんも産経新聞で暴露

 さらに続けよう。スギちゃん(44)は産経新聞の取材に応じ、2012年8月に企画連載の「吉本興業研究」に登場している。

 スギちゃんは高校卒業後、よしもとクリエイティブ・エージェンシー東海支社(名古屋吉本)所属として「フランクフルト」などのコンビを組むも、上京して浅井企画に移籍。現在はサンミュージックプロダクションに所属するという経歴を持つ。

 連載の中で、記者との一問一答が「【吉本興業研究】インタビュー編 スギちゃん ワンチャンスの厳しい会社」(産経新聞:大阪版夕刊8月31日)として掲載された。一部を引用しよう。

《――吉本を辞めた理由は

 「給料の安さが、もう嫌だったんです。芸人の取り分は1割、吉本が9割。ところが移籍した事務所はその逆で、芸人が9割、会社は1割だったんです。それに吉本にはめちゃくちゃな数の芸人がいるので、俺レベルでは(テレビに)出られないんですよ」

 ――吉本でもう一度やってみたい気はあるか

 「まったく思わないですね。芸人の数が多すぎですよ。実力はありながら、くすぶっている芸人も随分見てきましたから。かわいそうというか、怖いですよね。吉本って、ワンチャンスのような気がするんです。一回チャンスをもらって売れなかったら、見捨てられる気がします」》

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