W杯日本代表から漏れたあの日にキング・カズがやったこと 落選した選手へのメッセージ
1998年の衝撃
代表メンバーをめぐって、もっとも大きな国民的関心を集めたのは、1998年、キング・カズこと三浦知良選手が本番直前に選考から漏れた一件だろう。
日本を代表するプレイヤーだっただけに、世間の衝撃は大きかったが、本人はすぐに気持ちを切り替えたのだという。ベストセラーとなった2011年の著書『やめないよ』には、その時のことをこう綴っている。
「すべての選手にとってW杯は大きな夢であり、最大の目標。何にも代え難いもの。でも23人という枠がある限り、外れる選手は必ずいる。...