「是枝監督」次作は「カトリーヌ・ドヌーヴ」の仰天 気になるギャラは

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 是枝裕和監督の最新作「万引き家族」(現在公開中)が、今年の第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した。カンヌ7度目の挑戦でようやく掴んだ頂点だった。その余韻に浸る間もなく、授賞式翌日の5月20日には、慌ただしくNYへ。一体何をしに行ったのか?

「監督は23日夜にNYから帰国し、会見で次回作の打合せのための渡米だったと明かしています」

 と語るのは、さる在仏日本人ジャーナリストだ。

「会見当日、フランスでは大手映画製作会社ワイルド・バンチが、HPで是枝監督の日仏合作映画が進行中であると正式に発表しました。カトリーヌ・ドヌーヴ(74)とジュリエット・ビノシュ(54)が共演し、アメリカの人気俳優イーサン・ホーク(47)も出演する予定です。監督の渡米はホークに会いに行っていたという見方が強い」(同)

 映画の仮題は「カトリーヌの真実」。是枝監督のオリジナル脚本で、ドヌーヴが男性にもてはやされる映画人を、ビノシュがその娘役を演じるという。監督には失礼ながら、アジ定食が旨いと評判の食堂のオヤジが、豪華フレンチに挑むような……。

「この企画は是枝映画の大ファンを公言していたビノシュの熱烈ラブコールから始まったものです。2人は日本でトークショーをするなど、以前から親交があります。映画の構想は14年のカンヌで是枝さんがビノシュ主演の映画を見て思いついたらしい」(映画関係者)

 意外や、そんな関係があったとは! とはいえ、ともに大物女優。ギャラはいかばかりなのか。

「相場はドヌーヴが60万ユーロ (約8千万円)、ビノシュがその倍の120万ユーロといわれています。ビノシュは独仏伊の三大映画祭のすべてで女優賞を受賞し、役者としてはドヌーヴよりも格上なのです」(同)

 これまで製作費の捻出に悩み続けてきた是枝さん、カンヌでハクがついて、果たして次回作は興行的に安泰となるか、見ものである。

週刊新潮 2018年6月7日号掲載

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