大手スーパー現地調査! 成人病が待っている「冷凍食品」実名リスト公開

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食べてはいけない「冷凍食品」リスト

〈食べてはいけない「加工肉」全商品〉の実名リストを掲載した5月31日号では、「味覚障害」を引き起す可能性のあるカレールーやパスタソースなどについても商品名をリストアップした。それらの商品に含まれているのは、タンパク加水分解物と化学調味料と酵母エキス。加工食品ジャーナリストの中戸川貢氏はこの3つを“味覚破壊トリオ”と呼んでいる。

 掲載のリストをご覧いただきたい。これは、本誌が大手スーパーの売り場で実際に確認し、見つけ出した“味覚破壊トリオ”が入った冷凍食品、全35商品のリストである。

「冷凍食品にタンパク加水分解物などが含まれている商品が多い背景には、“味が濃くないと売れない”という事情がある。幼少期から化学調味料やエキスによる強いうまみに慣れてしまっているので、濃い味付けにしないと冷凍食品のような加工品は売れないのです」

 そう語るのは、『なにを食べたらいいの?』(新潮文庫)の著者で「加工食品診断士協会」代表理事の安部司氏である。

「また、冷凍食品は使用する食材も安く、素材本来のうまみが乏しいものが多い。例えば、鶏のから揚げの場合、うまみを強くするために鶏肉にも衣にも濃い味付けをしている。そのために添加物などが使われるのです」

 味覚障害になると、特に塩分に関して鈍感になって摂取量が増える。すると、高血圧になり、腎臓疾患、不整脈などの心臓疾患にかかるリスクが増大する。

 また、“味覚破壊トリオ”の1つであるタンパク加水分解物には次のような「不都合な真実」がある。くず肉などの原料に塩酸を反応させ、うまみ成分を取り出して粉末化したものがタンパク加水分解物だが、その生成過程でクロロプロパノール類と呼ばれる発がん性物質が発生することが分かっているのだ。

 本誌はリストに掲載されている商品を出している会社に取材を申し込んだ。それに対して、例えば、テーブルマークは、

「たん白加水分解物、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)のいずれにつきましても、食品衛生法に適合したものを使用しており、安全性に問題無いと判断しております」

 と回答。他社も概ね同様の答えだった。

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(下)へつづく

週刊新潮 2018年6月7日号掲載

特集「話題沸騰! 食べてはいけない『国産食品』実名リスト 第3弾」より

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