大手スーパー現地調査! 成人病が待っている「冷凍食品」実名リスト公開
危ない「冷凍食品」「人工甘味料」 食べてはいけない国産食品(上)
自分だけではなく、子供や家族の口に入る食品はなるべく安全なものをと考えているが、その“選び方”が分からない。本誌(「週刊新潮」)が報じてきた「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」の反響の大きさは、そうした“迷える消費者”がいかに多く存在するかを物語っていると言えよう。
また、本誌の取材に対して、食品会社各社はまるで示し合わせたかのように“食品添加物は国の使用基準に則っているので問題ない”と繰り返すばかりで、消費者を納得させる説明が出来ているとは言い難いのが現状だ。さらに、食品添加物について注意が必要なのは、今現在、安全だとされているものが、未来永劫安全だという保証は全くない、という点である。実際、一旦は認可されたものの、その後、突如として使用禁止になった食品添加物は60種類にものぼる。
そうした食品添加物の安全性を評価する内閣府の食品安全委員会が本誌記事に対して“奇妙な”指摘を行ったのは、5月17日のことだった。本誌はこれまで2週にわたってハムやウィンナーなどの加工肉のリスクについて報じてきた。記事の中で、「避けるべき商品」としてリストアップしたのは、亜硝酸Na(ナトリウム)、ソルビン酸(ソルビン酸カリウム)、リン酸塩という3種の食品添加物がすべて使用されているものだ。
その理由として、「亜硝酸Naとソルビン酸には相乗毒性がある」という専門家の声を紹介した上で、食品安全委員会の添加物評価書の中の、
〈両者の加熱試験反応によりDNA損傷物質が産生される〉
という部分を引用した。
この点について食品安全委員会は、
〈ソルビン酸と亜硝酸塩の反応生成物は通常の使用状況下とは異なる極めて限られた条件下で生成された〉
ものであるから、
〈ヒトの体内や食品加工の工程において起こりえない〉
との“見解”を発表したのである。
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