「内田監督」が逃亡した「日大病院」VIPルーム 1泊10万円の快適空間

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スイートルームのような…

 病院の関係者が言う。

「うちの病院でVIPが入る部屋は3室あります。低い順に言えば、1日6万4800円の『SC』室、8万6400円の『SB』室。そして、もっともグレードが高いのは、10万8千円の『SA』室です」

 このうち、SA室は、最上階の11階奥にある。浴室、トイレはもちろん、リクライニングチェア、ソファーベッド、液晶テレビなどを完備している。

 関係者が続ける。

「SAは、ドアを開けると、手前に革張りのソファーが置かれた6畳くらいの応接室がある。ここでお見舞いに来た人と歓談するんです。その奥がベッドのある病室。ここはバス・トイレ付の8畳程度の部屋です。床にはふかふかの絨毯が敷かれていて、まるでホテルのスイートルームのような雰囲気ですね」

 部屋からは、西に神田川の流れ、東の丸の内の高層ビル群が一望に。食事も、

「基本は病院食ですが、婦長と交渉すれば、外から取ることができます」(同)

 と言うから、夜は夜景を横目にディナーなんてこともできなくはないのである。

 もちろん、東大や慶応、聖路加病院などのVIPルームと比べれば見劣りはするものの、この病院が内田氏にとって、周りは「部下」ばかりの快適空間であることは間違いないのだ。

 この内田氏を、

「男の風上にも置けませんね」

 と難じるのは、作家で『男の品格』の著者・川北義則氏だ。

「日大病院は逃げ込むには格好の場所でしょう。彼はまるで、母鳥の巣に鳴きながら帰っていく雛鳥。それくらい小さな人間なんですよ」

 確かに実名、顔出しで記者会見に応じた“実行犯”宮川泰介選手の気概と比べ、内田氏の「逃亡」は実に対照的に映るが、

「スポーツとは、正々堂々ルールに則って勝ち負けを決めるものでしょう。潔く過ちを認めないと。その点、宮川君の方がよっぽどスポーツマンらしくて男らしかった。正直、日本の大人はここまで劣化したのかと嘆かわしい限り……」(同)

「教育者」の正体みたり、卑怯者。

週刊新潮 2018年6月7日号掲載

特集「『内田監督』は永久追放! 『日大』の断末魔」より

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