ひょっこりはん「著作権騒動」は神風か? あの一発屋芸人とダブって早くも正念場
鬼より怖い「視聴者」
このテレビ関係者にとって、ひょっこりはんの姿は、にゃんこスター(スーパー3助(35)/アンゴラ村長(24))と重なるという。
「彼らは急激に人気を獲得し、あっという間に飽きられています。視聴者の間でも『そもそも面白いのか?』『1回見たら、もういい』と、当初から否定的な声が多かったところも似ています。厳しい言い方をしますと、人気バラエティ番組で芸を披露できるのは1回だけです。2回目から視聴者は飽きます。再び出演するためには、トークで笑いをとるか、ロケの進行で評価を得るか、どちらかしかありません」
当たり前だが、トークといっても、単に雑談をしていればいいというわけではない。「ひな壇芸人」というゴールを目指しての競争は苛烈の一言に尽きる。
「一発芸でブレイクした芸人のトークを、視聴者は楽しみにしています。しかし要求は非常に厳しいんですね。意外な素顔を見せつつ、さらに芸人としてプロの話術で笑いをとれば、100点満点です。面白いエピソードを持っていれば有利ですが、必須ではありません。番組のトーク中に持ちネタを突っこんで膨らます技術を披露すれば、第一関門は突破です。視聴者も『この人は単なる一発屋じゃなさそうだ』と評価を高めます。逆に落胆するのは、トークが素人のような印象を与える場合です。一発芸の完成度が極めて高ければ話は別ですが、トークでキャラを殺してしまうと、すぐに視聴者は『面白くない』と見限ってしまいます」(同・テレビ関係者)
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