「肺がん」治療法を提案、「子宮頸がん」「乳がん」への取り組みも AIが切り拓くがん治療の最先端
AIが切り拓く「がん治療」の最先端(4)
2人に1人が罹患する「がん」の中でも、部位別死亡率1位という疫病神が「肺がん」だ。ほとんどの患者に初期症状がなく、気づいた時には手遅れ。そんなケースが多々みられるが、AIで早期発見を目指す試みが始まっている。
今年4月、横浜で開かれた国際医用画像総合展で発表されたのが、次世代型の肺がん診断システムだ。
「通常の検診では、患者さんのCTスキャン画像から肺がんを拾い上げる。それをAIがアシストします」
とは、日立製作所診断システム事業部の白旗崇GL主任技師である。...