高円宮久子さまがW杯現地へ 皇族100年ぶりロシア訪問の“大義名分”
102年ぶり……というより、「ロシア革命」前年以来、と書いた方が、隔絶の長さを実感できるであろう。
いよいよ来月に迫った、サッカーのロシアW杯。その激励と観戦のため、高円宮妃久子さまが現地を訪問されることが発表された。皇族が彼の地に向かわれるのは、閑院宮載仁(かんいんのみやことひと)親王による1916年以来だという。
その翌年からロシアはソビエトとして共産国家となったから、訪問が途絶えたのは頷ける。が、91年の体制崩壊以後も、交流が戻らなかったのはなぜなのか。...