メジャーの大先輩・村上雅則氏が語る「大谷翔平」 二刀流には賛成でも投手に専念してほしい
〈文:柳川悠二(ノンフィクションライター)〉
全米を驚嘆させる“ショータイム”はいまだ続いている。
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、開幕から7試合に先発して4勝1敗(防御率3・35)の成績を残し、打っては打率.291、6本塁打、20打点(5月28日現在)を記録。打率こそ3割を切ってしまったが、あのベーブ・ルース以来とされる二刀流挑戦に異義を唱える者は、世界中でも皆無だろう。
日本人メジャーリーガーのパイオニアである村上雅則氏(元サンフランシスコ・ジャイアンツ)は昨年末と今年2月に、北海道日本ハムファイターズの2軍が本拠地とする千葉県鎌ケ谷市で、渡米直前の大谷と会ったという。...