“安倍降ろし”のモリカケ問題 リフレインだけが叫んでる(KAZUYA)
森友→加計→森友→加計……面白くないドラマの再放送を何度も繰り返し見ている気分です。
相変わらず安倍政権を倒そうと、野党は必死にモリカケで攻めています。まだやっているのかというのが率直な感想です。しかし政権も情報を小出しにしているために長期戦になっている感が否めません。
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森友にしても加計にしても毎回再放送なのでパターンは決まっています。
Aさんを国会に呼ぶ→安倍総理が関わっていないと証言→気に入らないから「疑惑は深まった。次はBさんを国会に呼んで話を聞くしかあるまい」と追及を続ける。もはや収拾不可能だし、誰も着地点が見えていないのではないか?
根本的に安倍降ろしの一環でやっているだけですから、「多分安倍が何か悪いことをやっているに違いない」という前提で話が進んでいます。しかし直接の関与が認められる証拠や証言の類が全くないので、曖昧に追及を続けて時間を浪費するばかりです。
拉致や核など北朝鮮問題が活発になる中、議題はいくらでもありますし通常の法案の審議も重要です。はっきりいって時間の無駄なので、疑惑の追及は別の枠を設けてやっていただきたいものです。
5月10日、柳瀬唯夫元首相秘書官への参考人招致が行われましたが、先ほどのテンプレート通り、疑惑は深まったとマスコミや野党は追及を強める方針です。
立憲民主党の蓮舫副代表も登場。「まず確認をしますが、あなたの記憶は自在になくしたり思い出したりするものなんですか?」と二重国籍問題における自身のコロコロ変わる発言の記憶を自在になくしたブーメラン発言でネット界隈に笑いを提供しつつ、柳瀬氏を厳しく追及していたのが印象的でした。
重要な点として、国家戦略特区ワーキンググループ座長の八田達夫氏の参考人としての発言が挙げられます。八田氏によれば、獣医学部新設は岩盤規制の中でも最重要案件であるといいます。
なんでも規制緩和すりゃいいってもんではありませんが、報道によると加計学園グループ岡山理科大獣医学科の入試の倍率は16倍ほどに達しました。ニーズもあるし、これまで加戸守行前愛媛県知事が述べたように、獣医師不足の四国にあって、獣医学部の新設は悲願だったわけです。
八田氏は参考人招致で文科省や獣医師会の闇についても触れています。
大学や学部を新設する時は、その質を担保するために大学設置審による専門家の審査を受ける必要があることが法律で定められています。しかし文科省の対応はというと、八田氏によれば……「文科省は法律ではなく告示でもって、審査を受ける権利すら奪ったのです。これは日本獣医師会による政治家への働きかけによって、さらには全国の既存獣医学部が文科省からの天下り役人を受け入れることによって実現された規制でございます」
これこそ大問題でしょう。そういえば天下り問題で文科省を辞めた後、加計学園問題で発言している前事務次官がいたような……。野党的な発想でいえば「疑惑は深まりました」。