人を見る目は一流ではなかった「GACKT」に事務所倒産劇

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数億の使い込み

 GACKTがいた芸能事務所は、「G-PRO」という。所属は彼ひとり。ただ、昨年10月からはマレーシアのマネージメント会社と契約していた。だから、テレビやスポーツ新聞で彼の存在を知っている程度の人は、“今後、海外に本格移住するのか”といった程度で、事務所倒産などは知らないだろう。民間調査会社の関係者は、次のように話す。

「今年4月24日付で、東京地裁の命令によりG-PROの特別清算が開始されました。特別清算といっても要は倒産なのですが、破産管財人は不要で、債権者の協力が得られれば、裁判所の監督のもと清算処理が簡単に進められるのです」

 そして、こう訝(いぶか)る。

「5月上旬の官報に特別清算する旨が載ったので話をうかがいに行っても教えてもらえず、株主や負債額は不明です。そのためどういった経緯での倒産かは分かりません。表に出したくない事情でもあるのでしょうか」

 いったいどんな事情があるのか。G-PRO関係者を訪ねてみると、

「GACKTが海外に出たからもう不要だろうとの判断もあるにはありました。でも実は、警察に相談せざるをえないような数億円単位の使い込みの疑いがG-PRO関係者に出たりしたことも無関係ではないと思います。あくまでGACKTの取り巻きがやったこと。彼は世間知らずだし、周辺にいる人間について注意しても分かんないんですよ」

 はっきりとした理由は不明ながら、また、醜聞が洩れ出てきそうな気がしてならない

週刊新潮 2018年5月31日号掲載

ワイド特集「鳴くまで待てないホトトギス」より

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