キムタクと工藤静香の娘「Koki」モデルデビュー 両親の名を公表で残念の声

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報道前にヒットを飛ばした宇多田ヒカル

 ところがモデルとして人気を獲得していくと、本人のエピソードだけで記事が成立する。父親は無関係になっていく。

 2004年8月に日刊スポーツが掲載した「連載 夏のいい女(6)杏、『non・no』専属世界を目指す注目モデル」の記事中には、ただの1行も渡辺謙のことは書かれていない。プロフィール欄に「父親は映画『ラスト・サムライ』で知られる俳優渡辺謙」とあるだけだ。

 宇多田ヒカルも、98年12月に発売されたデビューシングル「Automatic/time will tell」がヒットしていくと、それに注目した芸能マスコミが「藤圭子(1951〜2013:享年62)の娘」と大きく報道。さらに話題を呼んだのは記憶に新しい。普通の“二世タレント”とは順番が逆だ。スポーツニッポンに初登場した記事をご覧いただこう。

《15歳の新人シンガー・ソングライターの宇多田ヒカルが今月9日に発売したデビュー曲「Automatic」が、来年1月に台湾と香港で発売されることが決定した。宇多田は歌手・藤圭子(47)の一人娘で、新人歌手がデビュー1カ月で世界進出するのは日本音楽史上初めて》「宇多田ヒカル 邦楽史上初!デビュー1カ月で世界進出 英国からもオファー」(スポーツニッポン:98年12月16日)

 では逆に、典型的な二世タレントはデビュー時、どのように報道されたのかを見てみよう。例えば16年7月に「1位はやっぱりあの人! 親の七光りで活躍してると思う芸能人ランキング」(パピマミ)というアンケート調査をまとめた記事が公開されている。

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