なぜインド人観光客は「東京・お台場」に建つ「自由の女神」が大好きなのか?

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写真が重要な「土産話」になる

 観光客にとっては「インド版インスタ映え」も大きな魅力となる。何しろ世界有数のIT大国であり、その国に住む富裕層だ。「インド人訪日客を担当する時、Wi-Fiの環境は何よりも大切」(マルカスさん)という。Instagramがサービスを開始する前から、インド人観光客は世界各地でTwitterに写真を掲載し、YouTubeに動画をアップしてきた。

「お台場の自由の女神の写真は、確実に話題になります。富裕層の友人ですから、ニューヨークに行ったこともあるわけです。『あれ、ここニューヨークだっけ?』と質問されると、『ううん、日本の東京よ』と自慢できます。友達も『こんな綺麗なところがあるんだ、日本に行ってみたい』と喜びます」(マルカスさん)

 日本政府観光局(JNTO)によると、2017年の訪日観光客ベスト3は、【1】中国(735.5万人)、【2】韓国(714万人)、【3】台湾(456.4万人)となっている。インドは13.4万人で17位にランクインしている。マルカスさんによると、インド人訪日客が日本に満足する割合は極めて高いという。つまり今後も増加が見込めることになる。

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