なぜインド人観光客は「東京・お台場」に建つ「自由の女神」が大好きなのか?

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インド人の旅行会社社長を取材

 ところが、外国人観光客には人気だという。例えばInstagramを検索してみると、大量の写真が表示される。1枚1枚をチェックすれば、中国人などの訪日観光客が撮影したものだと分かる。

 お台場の女神に対して、どうしてそこまでの魅力を感じるのだろうか。『なぜインド人は日本が好きなのか』(サンガ)の著者、マルカスさん(63)に話を聞いた。

 日本との出会いは国立デリー大学に在学中、日本大使館情報センターで3年間、日本語を学習したことに遡る。主席で卒業し、77年に国際交流基金の招待で初来日を果たした。卒業後はインドで最大手の旅行会社に入社。日本人観光客の受け入れを担当した。91年に独立し、今度は日本で旅行会社を開業して現在に至る。

 マルカスさんは日本語の読み書きも堪能だ。「般若心経や東海道五十三次も漢字で書けます」と胸を張る。98年には落語立川流に入門し故・立川談志(1936〜2011:享年75)に師事、「立川談デリー」の芸名で談志師匠と漫才コンビを組んだこともある。まさに極めつきの“日本通”だ。

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