「西城秀樹さん」が開いた巨大農園 “闘病の気分転換になる”と語ったインタビュー

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 5月16日に亡くなった歌手の西城秀樹さん(享年63)には、こんな意外な趣味もあった。以下は3年前、「土いじり」の魅力ついて週刊新潮に語ったインタビュー記事である。西城さんは取材に“病との闘いの気分転換になった”とも明かしていた。(※データは掲載時のもの)

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 今年4月から、埼玉県の入間市で大きな農園を開く予定なんです。敷地面積は実に約1000坪。自宅近くの畑を手放して、改めて自分の菜園を持ちたいと考えていたところ、“西城さんがやるなら私も”と仰る方がどんどん集まった。それで、広大な敷地を6畳ほどの区画に分けて、気軽に野菜作りを楽しめる市民農園を作ることになりました。加えて、微生物の研究が専門の大学教授も協力を申し出てくれています。完全に無農薬でも虫がつきにくい土を開発されているという。新しい農園では、その実用実験も手掛けるつもりです。ただの野菜作りが、こんなビッグプロジェクトに繋がるなんて本当に驚きです。

 僕自身が野菜作りに目覚めたのは、8年ほど前でした。その頃、中国製の冷凍餃子に殺虫剤が混入していたことが社会問題になりました。事件をきっかけに、食べ物の安全性に対する意識が一気に高まった。まだ僕の子供たち2人も幼かったですしね。色々と考えた末、自分で育てた食べ物が一番信頼出来そうだ、と。それで、川崎の自宅近所に畑を求めて野菜作りをスタートさせました。

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