“毒の相乗効果”で発がん性 食べてはいけない「ハム」「ウインナー」実名リスト
“雑巾ハム”
日常的にウィンナーやハムを購入する方は、ぜひ商品の裏側の原材料表示を見て、“相乗毒性コンビ”が含まれていないかどうかを確かめていただきたいが、その際、リン酸塩という記載があるか否かについても注意して欲しい。
「リン酸塩には体内にあるミネラルと結合して排出されるものもあり、摂りすぎると重篤な健康被害を引き起す可能性があります」
そう話すのは、加工食品ジャーナリストの中戸川貢氏である。
「ミネラルの代表的なものはカルシウムやマグネシウム、亜鉛などです。カルシウムの吸収が阻害されると骨粗鬆症や高血圧になるリスクが上がりますし、マグネシウムの吸収が阻害されると、うつ病などの発症リスクが上がります」
『なにを食べたらいいの?』(新潮文庫)の著者で「加工食品診断士協会」代表理事の安部司氏もこう言う。
「結着剤として加工肉の多くに使われるリン酸塩は過剰に摂取すると成人病や腎臓疾患を引き起こすという研究結果が出ているので注意が必要です」
一覧表を見ていただくと分かる通り、亜硝酸Na、ソルビン酸、リン酸塩の全てが含まれる商品は、「丸大食品」と「プリマハム」のものが比較的多かった。
ちなみにダイエット食材として人気のサラダチキンにもリン酸塩が含まれている商品が多いので気になる方は原材料表示を確認していただきたい。
ハムやソーセージの原材料表示を見ると、大豆たんぱくや卵たんぱく、乳たんぱくといった、加工肉の製造に不必要と思えるようなものが記載されている場合があるが、これは、
「ハムなどを作る際、肉を増量させるために、加熱すると固まるゼリー液を注射することがあるのですが、その原料となるのが、大豆たんぱくや卵たんぱく、乳たんぱくなのです」
と、安部氏は言う。
「この方法で100キロの豚肉を130キロ〜150キロに増量することが出来ます。100キロの豚肉の塊に、50本くらいの針が出ている自動注入機でいっせいにゼリー液を注入する光景は、一度見たら忘れられないほど衝撃的ですよ。こうしたハムは絞れば水が出るのではないかということで、業界内では“雑巾ハム”とも呼ばれていました」
亜硝酸Naやソルビン酸が含まれるハムやソーセージは避けたいという方は、
「『無塩せき』と表示されているものを探して原材料表示を確認して下さい。発色剤の亜硝酸Naは含まれていないはずです」(同)
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