謝罪会見で明暗を分けるポイント 危機管理のプロが解説
まさに明暗を分けた、といってもいいだろう。
余計に評判を落とすことになった日大アメフト部前監督の会見と、率直さに多くの同情を買い、感動すら呼ぶことになった選手の会見。
これまでにも謝罪会見で危機を脱したケースと、余計に事態を悪化させたケースがあったが、両者のちがいはどこにあるのだろうか。
日本のPR会社の草分けであるプラップジャパン社の創業者、矢島尚氏(故人)は、著書『好かれる方法 戦略的PRの発想』の中で「危機管理のエッセンス」と題して、法人向けのリスクマネジメント(危機管理)に携わってきた経験を踏まえて、謝罪会見の要諦を語っている。...