女子レス起死回生に「吉田沙保里」代表監督の大技 伊調馨との相性は

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口下手な伊調をカバー

 今後、ケアが不可欠な伊調との関係はどうか。

「仲良しというわけではないものの、お互い一目置く関係。口下手な伊調は、マスコミ対応などで多弁な吉田に助けられて恩義に感じているし、吉田はそんな伊調をいい意味で放っておける。つまりパワハラみたいなことにはならないので、伊調も安心というわけ」(同)

 実は吉田、既に選手兼任で協会の代表コーチに就任している。したがって、そのまま監督に昇格するのは自然な流れともいえる。協会としては、全てが丸く収まる起死回生策なのだ。

 この“大技”を協会トップはどうお考えなのか。

「ありうる。実力もありますしね。吉田選手は技術的にはもの凄いものを持っていますから、これを後輩たちに伝授して頂きたい」

 と福田富昭・協会会長は太鼓判を押す。

「選手兼任もありうる。引退とは一言も言ってませんので、監督をやりながら選手として出るということも、やれたら是非やって頂きたい。僕は、伊調選手だって監督候補に挙がると思いますよ」

 ……と更なる大技を繰り出す。だが、先の記者曰く、

「会長はバランスを考えて名前を出したのでしょうが、伊調は絶対にありえません。栄氏を追いやった張本人ですから、“チルドレン”が黙っていません」

 とにもかくにも、東京五輪は万全な態勢で頼みます。

週刊新潮 2018年5月3・10日号掲載

ワイド特集「女は二度生まれる」より

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