公約違反でも「小池百合子」が譲れない“五輪都知事” 恐怖人事に職員恐々

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局長が外郭団体へ左遷

 冒頭の一節はこう続く。

〈恋人のうちに、ただ自分だけを愛するようになるのにひきかえて、若いときには、自分自身のなかで恋する人そのものを愛するのです〉

“安倍首相のうちに、ただ自分だけを愛するようにな”ったのかもしれないが、首相からすると“散々迷惑をかけて今さら何だ”となる。

「議会で自民党に苛められ、豊洲も築地も八方ふさがり、ピコ太郎を使って大々的に宣伝したLED電球普及運動も目標の2割しか進んでいない……と何から何までうまくいかず、イライラが募っているようです」

 とは都政担当記者。

 そのイライラが爆発したのか、4月1日付のある人事異動が耳目を集めた。

「生活文化局長の塩見清仁氏を都社会福祉事業団の理事長に転任させたんです。局長は、昇進するなら次は副知事になるのが通例なので明らかに左遷です」(同)

 塩見氏は、3月の議会で自民党都議から“知事のお友達人事疑惑”を糾弾された際に答弁にもたついてしまい、知事の不興を買ったと囁かれている。

「あまりの専横ぶりに都庁内部は戦々恐々。“職員主体の都政改革”を謳っているのに、これでは職員たちはついてきませんよ」(同)

「谷間の百合子」は何も“うけとる”ことなく、独り淋しく萎んでしまうのか。

週刊新潮 2018年5月3・10日号掲載

ワイド特集「女は二度生まれる」より

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