福田次官セクハラ告発 「テレ朝女性記者」が漏らした苦悩の肉声

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コンプラ意識が希薄

 男女共同参画担当大臣を兼ねる野田聖子総務相は、

「被害女性記者に対して、一部で“あんな(バーのような夜の社交)場にひとりでのこのこ行ったのが悪い”と非難する声があがっています。しかし、(森友問題などの)渦中にある財務省の事務次官から連絡があれば、記者の方であればどなたでも行くのではないでしょうか。むしろ、“夜、酒の席に女性を1人で呼び出すことの方が非常識だ”という社会にならなければいけないのではないかと考えます」

 と見解を語ったうえで、こんな指摘をする。

「私が最近会って話を聞いた民間企業のトップも、今回のケースについて“あり得ない”と言っています。霞が関、永田町はコンプライアンスの意識が希薄だと言わざるを得ません。世界は勿論、日本でも当たり前になっている常識から乖離してしまっているのです」

 再び、知人がこう話す。

「次官はずっとセクハラではないとしていますが、音声を聞いた彼女の会社の複数の上司、音声を聞いたうえで彼女の聴取もした弁護士、更には同僚までも“あれはセクハラだ”と言っていると聞いています。もし彼が本当に否定し続けるつもりなのであれば、うやむやにしてはいけない、そんな思いでいるようです」

 恥を知れ。そうこだましている。

週刊新潮 2018年5月3・10日号掲載

特集「さらばセクハラの王 『福田次官』は恥を知ったか」より

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