瀕死の妻に“綺麗だよ綺麗だよ” 「偽装保険金殺人」容疑者が演じた“悲劇の夫”
昨年7月19日、和歌山県内の病院。前日、白浜の海水浴場で“溺れた”というその女性は意識不明のままベッドに横たわっていた。勤務先の関係者などが無言で見守る中、後に殺人容疑で逮捕されることになるその女性の夫は“綺麗だよ、綺麗だよ”と言いながら、妻の顔をさすり続けた――。
妻を亡くした悲劇の夫から、一転、殺害の嫌疑をかけられた疑惑の主へ。同じ“構図”の事件として多くの人が思い浮かべるであろうあの「ロス疑惑」にも似たような場面があったことをご記憶だろうか。...