“キスだけ”ではない山口達也の強制わいせつ  “強姦寸前”だった事件の夜

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 キスくらいですべてを失うなんて、代償が大きすぎる――。ジャニーズ事務所を契約解除された山口達也(46)には、一部からこんな声も上がる。だが山口が被害女性に働いた強制わいせつは、“キスくらい”ではなかった。

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 ジャニーズも把握していない被害者調書の中身に基づき、事件のあった2月12日の流れを解説するのは、さる捜査関係者だ。この日、朝の情報番組「ZIP!」(日テレ系)の出演を終えた山口は、日中からビールを飲み始め、被害女性に部屋に来るよう誘ったという。

「“1人で行ったら絶対に強姦される”と危険な空気を察知して、知人の少女に頼み込み、何とか付いてきてもらうことにしたんです」(捜査関係者)

 山口と未成年の被害女性、そして同じく未成年の知人は、山口が司会を務めるNHK Eテレ『Rの法則』で繋がっていたことは報道のとおり。彼女たちが部屋に到着すると、山口は甘めの缶酎ハイなどを勧めた。2人は缶に口をつけて飲むフリをしていたが、ここで事件は起きる。

「山口が被害女性に近づき、キスをしようとしたのです。彼女は嫌がって顔を背けるんだけど、その際、山口の唇が彼女の頬に触れた。それをきっかけに山口は顔面を舐めまわし、さらに腕や腰、胸に触り、ソファに押し倒そうとしました。その間、“やらせろ”とか卑猥な言葉を投げ続けエスカレートしていたから、強姦寸前でした」(同)

 被害者は逃げ出し、母親に連絡。2人で麻布署に赴いて被害を報告し、舐められた顔面から山口の唾液が採取された。

 その後、山口が強制わいせつ容疑で書類送検されたのは4月20日のこと。この際に付された「厳重処分」という意見書こそが、“キスだけ”ではない山口の振る舞いを裏付ける材料になる。

「これは、“起訴されて当然だ”と警察が判断しているという意味です。したがって、少なくとも“キスをする”“顔を舐める”という、これまで報じられている内容以上に悪質な行為があったと判断していたことになります」(元東京地検検事で弁護士の郷原信郎氏)

 5月9日発売の週刊新潮ではさらに、山口の部屋に行かざるを得なかった被害女性の事情と併せ、事件を詳しく報じている。

週刊新潮 2018年5月17日号掲載

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