「平尾脱獄囚」をパシリにした受刑者リーダーが明かす「スパルタ刑務所」の実態
じつに22日間、逃亡を続けた脱獄囚・平尾龍磨(27)。無人の別荘に潜伏、水温15度の海を泳いで渡るサバイバル生活に耐えた彼が「あそこにいるのに耐えられなかった」と逃げ出したほどの「スパルタ刑務所」とは、いかなる場所なのか。実際に平尾に接した“牢名主”が明かす。
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平尾が脱獄した松山刑務所の大井造船作業場は、造船会社「新来島どっく」の作業場に、受刑者たちが混じって勤務する「刑場」である。同刑務所から選ばれた20名ほどの模範囚は、敷地内にある寮で生活。...